大混乱しているマイナンバーだが、すごいですね。
具体的な社名は上げないにしても、だれもが知っている巨大企業とエリート官僚が考えて、出来上がったものがずさん極まりないものだった。
ITシステムの問題とデータ入力の問題があるようだけれども、国や企業に対する信用が崩れてしまうというのは大変なこと。
税金取られて何に使っているかと思えばこのざまですからね。
家電が崩壊し、IT分野では無力と言われて久しいが、まあこれまでの蓄積もあるし、自動車とか、他の分野では頑張っているようにも見えているので、昔のようにはいかないが、どうにか先進国の端くれくらいのポジションにはとどまれるだろうと思ったらこれ。
まともに動作しないのだから。
他人のデータが出てくるとか、他人の写真でカード作ったとか、こういうミスは今回に始まったものではなく昔からあったのだろう。
それが一度に吹き出してきたように見える。
失われた30年というが、失われるだけの事をしていたのだなあと思った。
ジェット機の開発に失敗したとかそういう事例が頭をよぎった。
国力を失うというのはこういうことなのだろうなあ。
崩れるのはあっという間だ。
なるほど近隣諸国が簡単に追い抜いていくはずである。
後、付け足しておくと、後付けでいろいろ統合する話が出てきたのも印象が悪い。
保険証を無くす、免許証を統合するとかそういう話はあとからボロボロ出すのではなく、一番最初にあらゆるライセンスが一枚になるという話を固めてから、スタートさせるべきだった。
各所との調整が未了なまま走りながら考えるということだったのかもしれないが、この辺りも不信感が増してしまう。
誰でもわかるようなことがなぜきちんと盛り込まれなかったのか、不思議だ。