欲しいものを買う

ネット通販がこれだけ便利になると本当にリアルショップに行くことは無くなった。生鮮と100円雑貨を買う時くらいだろう。

リアルショップは、行き帰りに時間がとられるし、人がたくさんいるとそれだけでうんざりするし、一番大きいのは欲しいものが店頭にないときのショックの大きさである。

昔は、お店にあるものの中からモノを選ぶしかなかった。

今はネットで欲しいものをピンポイントで探すことが出来るので、それに慣れてしまうと、店頭に欲しいものがなかった時のがっかり感がとても大きくなった。

「時間を無駄にした。」

感じがある。お前の時間など底辺なので、価値はないし、時間は余っているだろうと思う向きもあるかもしれないが、家事が嫌いなので、家事の時間が増えたり、いつもの時間より遅くなり、その後の余暇の時間が減ったりするのがとても嫌なのである。

仕方なく、店にあるもので済ますと、

「欲しくないものに、金を出してしまった。」

これも嫌な感じだ。金がないからリスクが取れなくなるのだな。

こういう負の印象がとても大きくなる。

ネット通販が出てくる前は、このように、欲しくないけど、店の在庫の中でやむを得ず購入した売り上げが意外とバカにならないのではないだろうか。

とはいえ、最近のAmazonのように自社サイトを広告スペースとして考え、広告費を払ったアイテムが上に出てきたりすると、探す手間が増えているのも事実。

とはいえ、リアル肉体をわざわざ移動させる手間に比べればまだましである。